contact

日々のこと

日々のこと:アトリエ永日

「家づくり」の記事

2025.08.27

一緒に考える

現在、実施図面作業中の案件が3件、さらに1件は金額調整の真っ最中です。図面を描くとき僕の頭の中はいつも、お施主さんがどう生活するだろうかという妄想でいっぱいです。 たとえば、「ここに重たいものを置きたいとおっしゃっていたから、床付近がいいかな?いや、腰をかがめずに置ける高さのほうが、日常的には楽じゃないかな?」「せっかちな方だから、曲がり角で壁に手をつくかもしれない。それなら塗装のままじゃなくて木

2025.08.14

羽島市のおうちが「住宅建築10月号」に掲載されました

このたび、8/19発売の隔月誌 「住宅建築1 0月号」に、アトリエ永日を掲載頂きました。毎号連載している「次代の建築家」 というコーナーに8Pにも渡っての掲載です。取材頂いたのは、2年ほど前にお引渡しをした羽島市のおうち。注文住宅ならではの自由度や、細部までこだわった設計思想を、丁寧な文章と美しい写真で紹介していただいています。 このおうちが完成し、お引渡しをしたときは外構がまだ手付かずの状態。暮

2025.08.02

金華山麓の平屋【地鎮祭】

金華山のふもと、どこか時間の流れがゆったりとした住宅地。この場所で、新しい住まいの建築がはじまります。 先日、地鎮祭が執り行われました。朝から澄んだ青空が広がり、山の稜線もくっきりと浮かびあがっていました。 この日もかなり暑い日でしたが、山の麓のせいか、通り抜ける風は街中の熱気とは違って、肌に触れる空気が涼しく、心地の良い風でした。 今回の計画は、焼杉の外壁と薪ストーブを備えた平家。とはいえ、ただ

2025.07.05

おうちの豊かさとは

設計する際、私たちは「居心地の良さ」を何よりも大切にしています。光の入り方 風の通り道 空間の広がり 視線の抜け それらの中に「静けさ」を含ませれるか。これらの要素が、見た目以上に重要です。検索すれば出てくるスタイリッシュな空間も素晴らしいですが、僕が常に考えていることは、住まう人の生活と心に深く関わる空間づくりです。 例えば、窓から見える景色や、気温ではなく空間の温度、静けさのバランスが調和して

2025.05.23

新築平屋の計画

4月にお施主様のご厚意を頂いて開催していた完成見学会も終わり、新たな計画のプラン出しが続いております。 頂いている住宅の新築案件はどれも平屋26~35坪程度で、今年度からの法改正によって確認申請が手間にならない範囲(いわゆる旧四号特例)で進めれるものばかり。ありがとうございます!!笑最近は平屋的に生活することが流行っているのか、おうちに対しての意識が変わってきたのか、多少面積が小さくなっても平屋を

2025.03.03

(猫ちゃんと暮らす平屋)完成見学会のお知らせ

兼ねてより進めておりました岐阜市長良地区で建築中の木造平家建て住宅ですが、 この度お施主様のご厚意により完成見学会をさせて頂けることになりました。 見学を希望されます方は、 ・氏名 ・参加人数 ・電話番号 ・見学希望日時 をお伝えください。 また、見学のみでなく新築・リフォームなどの建築相談も随時受付いたしますのでお気軽にお問い合わせください。 ■ 場所 岐阜県岐阜市長良地区 (ご予約頂いた方に案

2025.02.15

ボード張り進行中【猫ちゃんと暮らす平屋】

大工工事もいよいよ終わりが見えてきた長良の現場へ伺ってきました。1週間前までは壁天井下地でツーツーでしたが、今週に入りボードや大工工事としている家具系の工事も進み、空間の広さを感じれるようになりました。 メインとなる空間では外部窓にも木製建具を設えるのでまだガラスが入っておらず、ブルーシートがかかっている状態。もう少し工事が進むと外部脚場もばらされ、ガラスも入ってきます。いつもこの段階まで進むと、

2025.02.08

またまた計画変更【自邸】

ここ1年~1年半妄想を重ねた計画の図面を描きあげる。地盤調査、構造計算依頼(耐震等級3)も同時に進め、工務店さんにお見積り依頼をかける。「どのように魅せたいか」、「生活するうえで豊かになる新しい提案はできないか」などなど想いを図面に込めすぎたため、見積もって頂いた金額はとても手が届かない。。昨今の資材高騰も鑑みつつの計画をまとめたものだが、やはり厳しい額となってしまった。 ただいつものお仕事でも、

2024.12.31

2024年もお世話になりました

本年は住宅7件、店舗1件に携わらせて頂き、その中でも完成したおうち2件の完成見学会を行わせて頂きました。 おうちを建てるであろう世代の人口は年々減少し、経済の不安定さ、資材の高騰、、本年もより拍車がかかった1年ではありましたが、変わらずご依頼を頂けることに大変感謝しています。この先どうなるか不安。という思いは大きな費用がかかる建築への気持ちが萎えてしまうものだと思います。建築後の生活へのワクワク感

2024.12.31

年末の現場確認【猫ちゃんと暮らす平屋】

上棟後、着々と進んでいる長良の新築住宅。外部ではオリジナルのスチール小庇を外壁に先行して取付け後、外壁のガルバリウム鋼板張りに取り掛かっています。内部では間仕切り壁や天井下地が進んできて、空気感を纏ってきています。 外部の小庇について、既製品をつける際は外壁を張った上から取り付ける仕様が多いため、固定金具が見えることが多いかと思います。どうしてもその固定部分が野暮ったくなるので、外部とはいえシンプ

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ