自然素材と既製品

自然素材と既製品:アトリエ永日

木 土 石 紙 鉄 真鍮 など建築に関わる自然素材を使いたいと考えてます。

なぜならこれらで構成された建築が経年変化した時の醸し出す空気感・風合いがなんとも美しく感じるからです。

また、長年使われてきたものには愛着が湧くし、安心感もあるような気がします。

ただし自然から無理やり用いるものなので手を加える必要があります。

木であれば生きているので反りや割れなど起こるし、

時が経つにつれ補修が必要になりますが、

先人から蓄積された知識や職人の手を借り正しい方へと導きます。

最近の既製品は良く出来ている。

木目を模したシートやプリントは本物かと疑うほど上手にできていたりするし、不具合が起こりにくいように作られている。

僕も既製品を使う。そこには僕だけではなくて施主の想いもあるし、コストも限られているから使わざるをえないことも多々出てきます。

モノによっては朽ちていく際、貼ってある仕上げのシート材が浮いたり、パキパキになったりすることが多いです。こうなっては目も当てられなく、嫌な気持ちになります。

 

ですので、使うモノや使い方などをよく検討し、使っていく中でどのような事が起こりうるか説明をして取り入れることにしています(自然素材も既製品に対しても)

blog よく読まれている記事
2023.02.14

椅子考察

昨年末あたりから事務所で使用するお客様用の椅子をどのようなものにするか かなり悩んでおりました。 べたにウェグナーにするならCH23が良い。(Yチェアは僕には全く合わずその前に製作されたCH23の方が座り心地が良いと思う。)はたまたモラーか、、 モーエンセンか、、お値打ちにむじ、、? 悩むだけ時間の浪費となりそうだったので、 我が家のダイニングチェアを作っていただいた「coya fine furn

2024.05.01

お引渡しを終えました(輪之内の平屋)

お施主様のご厚意を頂きまして完成見学会を行っていた輪之内町の平屋。先日、無事にお引渡しをさせていただきました。 お施主さんの要望や材を選択していくなかで、ほぼブレることなく考えがまとまったまま進んでいったこともあり、真っ白な壁天井にモルタル、鉄、彩度が薄い木材を使ったミニマルな空間。「新築を建てよう!」となった際、あれもこれもと悩み、当初の意図からずれてきてしまうことは往々にあります。そうならない

2024.01.20

大垣市の新築住宅(クリーニング終了)

クリーニングも終わり、ちょこっとした仕上げを残すだけとなった大垣市の新築住宅。階段の1段目をそのままソファにつながるおさまりとしたため、オリジナルのソファクッションを置くこととしています。施主と相談する中でシンプルな単色のものが気になるということから、Ribacoの中から選定することに。ファブリックは日本大手だとSINCOLやSANGETSUですが、なかなかきれいな単色生地はなく、原色系やちょっと

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ