年末の現場確認【猫ちゃんと暮らす平屋】

2024.12.31現場
年末の現場確認【猫ちゃんと暮らす平屋】:アトリエ永日
  • home
  • blog
  • 現場
  • 年末の現場確認【猫ちゃんと暮らす平屋】

上棟後、着々と進んでいる長良の新築住宅。
外部ではオリジナルのスチール小庇を外壁に先行して取付け後、外壁のガルバリウム鋼板張りに取り掛かっています。
内部では間仕切り壁や天井下地が進んできて、空気感を纏ってきています。

長良の現場 外壁



外部の小庇について、既製品をつける際は外壁を張った上から取り付ける仕様が多いため、
固定金具が見えることが多いかと思います。
どうしてもその固定部分が野暮ったくなるので、外部とはいえシンプルに美しく見えるよう、
スチールをLに曲げ、留め部を外壁下地内で処理して表側には出てこないよう設計しています。


このおうちは準防火地域なので、
木製窓は延焼ラインにかからない箇所でのみ設えています。

延焼ラインにかかる際は、防火戸を併せてつければOKなのですが、費用も掛かってしまうので、想いや軒が出ているか、予算に対しては、、?などいろんな面を考慮して決める必要があります。


このおうちでは打ち合わせを重ね、中庭に面する箇所に2つ、玄関先に1つ木製窓を設けることとなりました。依頼いただいた当初からお施主さんからの要望として名古屋の改修住宅で設計した木製十字窓を取り入れることがありました。この窓はとてもキャッチーな意匠となるので、玄関エントランスに設け、おうちの顔となるよう想いを込めています。

木製十字窓



木製窓は雨ざらしの場所だと、どうしても不具合が起こるので、軒を出して安全寄りとする必要があります。なので、木製窓自体が高いというよりも、軒を出したり環境を考慮など、複合的に上がってしまうのですが、木製窓にしか出せない優しい空気感というのは代えがたいものです。
2025年からの法改正などによって、全体的に木製窓を設ける建築が縮小されていくと思いますが、
これしかない空気感を大切にして変わらず設計していきたいと思う。



blog よく読まれている記事
2025.07.05

おうちの豊かさとは

設計する際、私たちは「居心地の良さ」を何よりも大切にしています。光の入り方 風の通り道 空間の広がり 視線の抜け それらの中に「静けさ」を含ませれるか。これらの要素が、見た目以上に重要です。検索すれば出てくるスタイリッシュな空間も素晴らしいですが、僕が常に考えていることは、住まう人の生活と心に深く関わる空間づくりです。 例えば、窓から見える景色や、気温ではなく空間の温度、静けさのバランスが調和して

2025.12.31

2025年もお世話になりました

今年はいくつかの建物が完成し、そのうち一件は見学会を開催させていただきました。また現在も二つの現場が動いており、来年春ごろ完成見学会も予定しています。現在見積調整中や、図面検討中の案件もたくさん控えており、今年以上に忙しくなりそうな気配。 ありがたいことに、年々ご依頼いただける数も増え、気がつけばほとんど休みなく走り続けている一年でした。一度止まっていた僕の事務所の建築計画も、ようやく来年初旬に着

2023.08.30

悩ましい鉄骨階段の意匠

建て方に向け、基礎工事が完了し土台を伏せにかかっている大垣市の新築住宅現場と、金額調整中の輪之内町の新築住宅では鉄骨階段を設えることとなっています。 鉄骨階段を設計する際、いつも悩むことになるポイントが2つあります。 まず最初に、「ささら桁の床へのおさめ方」です。何も考えずに(一般的には)検討していくとスチールのささら桁は上部から斜めに床に向かって下りてきますが、1段目付近で床に垂直に曲がっておさ

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ