今季最後の猛暑日予報の中、地鎮祭を執り行っていただきました。
気持ちの良い青空のもと、清々しい気落ちで、、と言いたいところですが、
暑い暑い。
そんな最中でも時折吹いてくる風はとても心地よく、神主様の丁寧な所作もあり、非常に心気持ちがスッとなる儀式に感じました。
「人々は代々住まう土地を変えることはするが営みはあまり変わらず、、、暮らしを大切に願う、、、」汗垂らしながらの神主様の言葉に耳を傾け、新居のことばかりでなく、以前はどのような生活がこの界隈で営まれていたのか思いを巡らしていました。
今回、この敷地で建て直しをされるのはご夫婦二人とお母さま、所謂「終の棲家」というものを建築する。
昨今、すべてに対する値上がり・情勢などを考えれば不透明過ぎる将来に向けて、大切なお金を使ってまで建築するべきなのか。その後の生活で支障出てこないか。悩むことと思います。(僕は悩みます。)
そういった不安と、逆に新しい生活に対する高揚など、交錯する想いを僕に委ねて下さったお施主様の為にも、新しい空間を通して何か今までとは違う新しい「豊かさと優しさ」を生み出せるよう現場を監理していこうと思う。