清須市で進んでいる新築住宅の現場に伺ってきました。
1階がLDK、2階に各居室という一般的な構成のおうちとなっておりますが、
リビング南面には吹抜けを設けて日光を室内奥まで届けるとともに、2階寝室の明るさ取りにも
一躍かうようFix窓を設えました。
よく吹抜け面の壁に室内窓を付けてコミュニケーションを取ろうみたいなプランを見ますが、
果たして必要でしょうか?イメージ先行しちゃって「良いな!付けたいな!」ってなってませんか?
ですが、1年もしないうちに開かずの室内窓になることもあると思います 笑
打合せをする中で施主は夢が膨らんであれもこれもとなりがちですが、
せっかく費用を費やしたのに使わない・用をなさないとなってはいけません。
そういった気持ちを汲みながらも、しっかり精査してバランスを整えることも僕の大きな仕事です。
この寝室ではFix窓の下端をベッドのヘッドボード(腰壁)の高さと揃えております。
枠材やいろんな構成物の高さを揃えるときれいに見えるのでどこでもよく使う手法ですが、
揃えることに行き過ぎて使いづらそうなものもあります。
それ一辺倒にならないよういろんな方向に目を向けながら設計していきます。