建築基準法に思うこと

建築基準法に思うこと:アトリエ永日

建築基準法が制定されたのが1950年、戦後間もなく制定されたので今の生活とは少し違った思いの法になっていると感じます。(改訂も随時されてますし、文句を言うわけではないですよ 笑)

・居室の高さは平均で2.1m以上要する

・採光と換気の為の最低限の窓サイズが定められている

などプランを考える際にも考慮しなければいけない項目がいくつかあります。

理由は記載ないので分かりかねますが、おそらく健康や気分を害しない最低限の生活基準を設けたのかなーっと思います。

ですが果たして今の生活にも当てはまるのかというと一概には言えないと考えます。

僕は小さい頃、押入れや狭い空間に体を入れることが好きでした。なぜだか落ち着く感覚を得られたからで、今思うと自分のパーソナルスペースを確保して自分だけの世界を感じていたからなのかなーっと思います。

今でも設計をする中で心地よい空間を想像するとき、単純に天井が低く狭い空間を作ってしまうと法を破ることになってしまうので、法を守りつつ現代の豊かな生活が送れるような設計をしていきます。

例えば全体的な天井の高さを2.2mにしてくつろぐソファのところだけ天井を1.8mにし、平均天井高を2.1m確保するなど、法を遵守しつつ豊かに過ごせる空間つくりを心がけてます。

blog よく読まれている記事
2022.04.22

見えないものを建築する

建築する 設計する というと建物の形や室内の素材、意匠的な決定などを思い浮かべがちだと思いますが、 僕が思う建築の設計は、 まずはそれを使う人が使いやすいようにすること そして、 完成した建築の場に立った人の心理や、 建築の空気感を考えることだと思っています。 それを表現するために今まで培ってきた知識を用いて、 素材、形、広さ、目線の先、手触り感などいろんなことを寸法と言葉で表し、 図面 に落とし

2024.03.14

大工工事完了(岐阜市の平屋)

昨日大工工事が完了した岐阜市の平屋現場に伺ってきました。大工さんによるボード張りや、ちょっとした造作が終わり、次は仕上げへと進む段階まできました。 内部胴縁が組まれた時には本当に広すぎた!っと感じてしまったLDKには独立して建てた壁面が出来上がったことによって、適切な距離感をもった空間に落ち着きました。この独立壁にはTVを壁掛けし、裏側をピアノスペースとしています。よく見かけるのは、リビングに面し

2023.08.30

悩ましい鉄骨階段の意匠

建て方に向け、基礎工事が完了し土台を伏せにかかっている大垣市の新築住宅現場と、金額調整中の輪之内町の新築住宅では鉄骨階段を設えることとなっています。 鉄骨階段を設計する際、いつも悩むことになるポイントが2つあります。 まず最初に、「ささら桁の床へのおさめ方」です。何も考えずに(一般的には)検討していくとスチールのささら桁は上部から斜めに床に向かって下りてきますが、1段目付近で床に垂直に曲がっておさ

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ