ゾーンに入ることを’’潜る’’と表現した話

2023.05.18雑記
ゾーンに入ることを’’潜る’’と表現した話:アトリエ永日
  • home
  • blog
  • 雑記
  • ゾーンに入ることを’’潜る’’と表現した話

最近の生活サイクルは、2歳半の息子によって決められている。

6:30 お子が起きると同時に起床

8:00 お子を保育園へ送る

8:40 仕事開始

16:50 お子を迎えに行く

18:00 お子を公園や図書館、耳鼻科や歯科に連れていき帰宅

21:00 お子が就寝のち仕事開始

25:00 就寝

日中の仕事時間は7~8時間ほどあるとはいえ、1/3は電話やメールなどに費やし、
現場や非常勤講師に行けば半日を費やす。
これ以外の時間でプランや図面作製の仕事をしている。

決まっていることを進めるだけの単純作業な図面描きなら良いのだが、プラン検討やおさまりの詳細検討の時はグッと考え込む時間が必要となる。

この時間がどれだけとれるのか。思いにふけることができるか。が、大切になってくるのだが、果たして十分確保できているのか。
お子を保育園にお願いすることになってからずっと思っていた。


先日(とは言っても3月中旬のこと)陶芸家の田中良和さんhttps://www.instagram.com/p/CpA7rVEPBu-/とお話ししていた際、検討を重ねて生み出したものが本当に深くまで考えて出た最良の答えなのか自分でもわからない。しかし決して悪くはないことは分かる。と言うと、田中さんも似たような感覚を持っており、創って焼いてを繰り返し行うのだが、ふいにゾーンに入ることもある。ただそれは自分で調整できないものでもあるし、意外と暗い時間帯に来ることが多いように感じるらしい。
田中さんはさらにゾーンに入る表現として先輩が「潜る」と表現していたと教えてくれた。

田中良和の陶芸作品
田中良和さんの作品 @GALLERY crossingさんで開かれた ‘Perspective’

最近「だが、情熱はある」というドラマを欠かさず見ている。
このドラマではお笑い芸人が売れようともがき苦しんでいる様子が表現されている。(ラジオのヘビーリスナーということもあり感情入っちゃってます、、)
もがき苦しんだ先、今は売れている芸人となれたのだが、本人は本来なくていいもの、苦しんだから売れたというわけではない。とラジオで言い放っていた。

加えて、ふとした時にアイデアっておりてくるよなという話をされていた。
あーでもないこーでもないと毎日考えて悩んでいたのに急に何気ないときにいいネタが思いつく。
でも結局は、悩んでいた時間があるからこそポッとおりてくるんじゃないのかなーっと。


やはり言葉で仕事をしている人は言語化するのが上手で非常にうらやましい。まさしくそうだよなと共感した。

岐阜市の設計事務所アトリエ永日による照明計画1
岐阜市の設計事務所アトリエ永日による照明計画2
岐阜市の設計事務所アトリエ永日による天窓

blog よく読まれている記事
2023.04.14

インターホン,給湯リモコン位置について

施主から設計依頼を頂き、プランを考えている際にも頭の片隅にはありますが、本格的に話が進み、実施図面作成の段階になってからはさらに深く考えることがたくさんあります。 そのうちの一つにインターホンと給湯リモコンの位置です。インターホンの外部側については、玄関先まで来客を招きたいのか、あまり近くまで寄せたくないのか施主に確認して決めやすいのですが、インターホンの内部側についてはかなり悩みます。大体はLD

2023.05.11

僕たちの行く末

日本国内の犯罪が海外で見るようなものになってきている 世界情勢もどんどん溝に入っていくような感覚 僕が大学を卒業した時はリーマンショックでそれでも大変な思いをしていた人たちで溢れていたように覚えている こんな世の中の行く末はどうなってしまうのか希望を抱けないただ過ぎていく日々をこなしている 毎日息子の顔見て、背中を見て思うこの人はえらい大変な世の中を生き抜いていかなければならないんだなーっと 僕に

2023.03.10

計画中

昨年末より進めておりました計画がまとまり、いよいよ着工に向けての実施図面作成となりました。 現在進んでいる計画地は、市街化調整区域での新築や、電気の引き込みが少し困難な敷地など、一つ癖のある敷地での建築がいくつか重なっております。 やはり岐阜のような田舎あるあるといいますか、豊かな敷地ではあるもののたくさんの検討や申請が多くなることがありますね。 また空き家解体の補助金・こどもエコ住まい支援事業・

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ