計画中

2023.03.10雑記
計画中:アトリエ永日

昨年末より進めておりました計画がまとまり、
いよいよ着工に向けての実施図面作成となりました。

現在進んでいる計画地は、市街化調整区域での新築や、電気の引き込みが少し困難な敷地など、
一つ癖のある敷地での建築がいくつか重なっております。


やはり岐阜のような田舎あるあるといいますか、
豊かな敷地ではあるもののたくさんの検討や申請が多くなることがありますね。

また空き家解体の補助金・こどもエコ住まい支援事業・フラット35などの補助金を、
積極的に取得するよう設計を検討しております。


建売住宅やハウスメーカーなどではある程度仕様やプランが決まっていたり、流れが毎度同じなのでこういった補助金を取得しやすい建物ではあります。
私たちのような個人設計事務所では仕様やプランがクライアントによって大きく異なっており、少し手間のかかるおうちとなることが多いようです。例えば、既成のアルミサッシは使用せず、製作でオリジナルの木製サッシを使用していたり、断熱材の入れ方を少し変えていたり、、ある程度実施図面を進めてみないと補助金を取得できる仕様なのか計算ができません。
ですので、計画時には可能な限り取得する旨はお伝えしておりますが、詳細計算しないと分からないことでもあります。

補助金を取得するために住宅の性能を一定以上にしなければいけないので、
使用する材料や性能など選定しつつ、それによって意匠性が損なわれないようにしなければいけないのです。その比重を総合的に検討して豊かなおうちを目指しております。

輪之内町新築住宅の内観イメージ
大垣市新築住宅の内観イメージ












建築士に求められることがクライアントからも国の方針からも近年急激に増えているように思います。
大変なお仕事です、、。

blog よく読まれている記事
2023.04.25

今期の講義が始まりました

今期も最高学年の講義が始まりました。昨年は30人を超える学生でせっせとおしゃべりしてましたが、今年は19人となり講義するには適度な人数でホッとしております。1コマ1.5hの授業を続けて2コマやるのですが、すべての学生とたくさんお話ししようと思うと、僕の力量では20人が適切に思います。 今期も前期はコンペ、後期は住宅設計の授業の時間を頂いております。僕の仕事的には住宅設計が本気の出しどころですが、コ

2023.11.14

上棟(輪之内町の新築住宅)

先週末に輪之内町にて新築住宅の上棟を迎えました。 朝8時開始に伴い、施主・監督さんとともに僕も挨拶をさせて頂き、予定通り作業開始。 平屋ということもあり、あっという間に柱と梁が接合され、同時に傾きなども直されていきました。午前の作業ではスチール階段や垂木を掛ける前まで進み、お昼休憩を挟んで、垂木・合板・防音シート・ルーフィング、天窓取り付け、壁ボードまで進みました。 秩序をもった垂木が並んでいるさ

2023.03.22

こどもエコすまい支援事業について

昨年、アトリエ永日で設計したいくつかの物件でも取得した「こどもみらい住宅支援事業」(60万円補助の仕様を取得していました)が本年度は「こどもエコすまい支援事業」へと名前が変わり、中身もだいぶ厳しいものとなりました。(一律100万円の補助額) なぜ厳しいかというと、”ゼッチ仕様”にする必要があり、これを満たすには太陽光パネルを乗せる必要が出てくるからです。もちろん乗せる前提で

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ