壁天井に塗装を選択する際は心をおおらかに

2023.05.31雑記
壁天井に塗装を選択する際は心をおおらかに:アトリエ永日
  • home
  • blog
  • 雑記
  • 壁天井に塗装を選択する際は心をおおらかに

僕は壁の仕上げを塗装とすることが多いです。
本当は漆喰や左官で仕上げたいですが、
クライアントの予算も限られているため塗装で豊かな空間を表現することが多いです。

カーテンの影
真っ白に塗った壁にLEDダウンライト×4の影


ツルツルでシャープな感じにしたいときはEP塗装
もやもや感やしっとり感を出したいときは石灰や遊び砂などを混ぜたEP塗装
たまにクライアントが「これが良いです!」というポーターズペイントなどなど。

どれも目指した空間を表現できる手段ですが、
必ずと言っていいほど割れ・ヒビが出てきます。

岐阜市の設計事務所 壁塗装1
当事務所内の本棚 負荷のかかるところが割れている
ここは割れるだろうなと思っていたが案の定、、おおらかな心で割れているのを確認した
岐阜市の設計事務所 壁塗装2
入隅部の割れ
岐阜市の設計事務所 壁塗装3
20mmの合板を張ったヵ所も下地処理をしているが継ぎ目で縦のラインが浮かんでいる

原因はいくつかあると思いますが、
地震に限らず、近くを大型車が通ったときや風なんかでも微妙に建物は揺れます。
そうなると、職人さんが丁寧に下地処理をしても石膏ボードの継ぎ目がどうしても割れてきてしまいます。仕上げをクロスとしたときも塗装ほどではないですが割れてきます。

どうにか割れないようにすることはできないかといつも考えますが、
なかなか答えはなさそうです。。
こういったことも許容できるおおらかな気持ちで選択していただけると、
僕としては非常に気持ちが楽になりますのでみなさまよろしくお願いします 笑


blog よく読まれている記事
2024.03.14

大工工事完了(岐阜市の平屋)

昨日大工工事が完了した岐阜市の平屋現場に伺ってきました。大工さんによるボード張りや、ちょっとした造作が終わり、次は仕上げへと進む段階まできました。 内部胴縁が組まれた時には本当に広すぎた!っと感じてしまったLDKには独立して建てた壁面が出来上がったことによって、適切な距離感をもった空間に落ち着きました。この独立壁にはTVを壁掛けし、裏側をピアノスペースとしています。よく見かけるのは、リビングに面し

2025.01.06

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。 本年の正月は体力落ちたなと実感する寝正月に。お酒を吞むと日を跨ぐほどは起きていられず、うとうと。外を歩いても長い距離は結構きつい。年始早々、今年の目標は体力作りと決まりました。 高校サッカーもここまでかというほどのクオリティーで競っていて、僕らの時代のものとは競技が変わっているように感じます。新しいモノコトが生まれ続け、おじさん

2022.11.19

羽島市の新築現場

昨日現場では外部足場が外され、やっと建物の外観が見えるようになりました。 道路からは横長の1階部分に切妻屋根の建物が乗っている意匠としております。プラン検討時に何度も施主と打ち合わせを重ね、図面や3Dモデリングで確認をしてきたものがやっと形になり拝めることができました。 内部は照明の選定や配置・ペンダントライトの吊り下げ方に至るまで検討してきました。 いままでペンダントライトを天井に取り付ける際に

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ