地鎮祭【猫ちゃんと暮らす平屋】

2024.09.22現場
地鎮祭【猫ちゃんと暮らす平屋】:アトリエ永日
長良での地鎮祭

今季最後の猛暑日予報の中、地鎮祭を執り行っていただきました。
気持ちの良い青空のもと、清々しい気持ちで、、と言いたいところですが、
暑い暑い。


そんな最中でも時折吹いてくる風はとても心地よく、神主様の丁寧な所作もあり、非常に心気持ちがスッとなる儀式に感じました。



「人々は代々住まう土地を変えることはするが営みはあまり変わらず、、、暮らしを大切に願う、、、」汗垂らしながらの神主様の言葉に耳を傾け、新居のことばかりでなく、以前はどのような生活がこの界隈で営まれていたのか思いを巡らしていました。



今回、この敷地で建て直しをされるのはご夫婦二人とお母さま、所謂「終の棲家」というものを建築する。
昨今、すべてに対する値上がり・情勢などを考えれば不透明過ぎる将来に向けて、大切なお金を使ってまで建築するべきなのか。その後の生活で支障出てこないか。悩むことと思います。(僕は悩みます。)
そういった不安と、逆に新しい生活に対する高揚など、交錯する想いを僕に委ねて下さったお施主様の為にも、新しい空間を通して何か今までとは違う新しい「豊かさと優しさ」を生み出せるよう現場を監理していこうと思う。

長良での地鎮祭


blog よく読まれている記事
2022.03.01

建物を計画する上で窓は非常に大切な要素と考えています 住宅の窓に関して、 大きければたくさん光も入ってくるしイメージ的には良いかもしれませんが、 実際はその敷地や隣家との関係、方角などを考慮して決めないと死んだ窓になりかねません 建売住宅や分譲地のプランを見るとリビングの大きい窓の外は常時使用する駐車スペースとなっていたり、隣家から丸見えになっていたりすることが多いですが、果たして豊かな生活を送れ

2025.02.15

ボード張り進行中【猫ちゃんと暮らす平屋】

大工工事もいよいよ終わりが見えてきた長良の現場へ伺ってきました。1週間前までは壁天井下地でツーツーでしたが、今週に入りボードや大工工事としている家具系の工事も進み、空間の広さを感じれるようになりました。 メインとなる空間では外部窓にも木製建具を設えるのでまだガラスが入っておらず、ブルーシートがかかっている状態。もう少し工事が進むと外部脚場もばらされ、ガラスも入ってきます。いつもこの段階まで進むと、

2022.04.22

自然素材と既製品

木 土 石 紙 鉄 真鍮 など建築に関わる自然素材を使いたいと考えてます。 なぜならこれらで構成された建築が経年変化した時の醸し出す空気感・風合いがなんとも美しく感じるからです。 また、長年使われてきたものには愛着が湧くし、安心感もあるような気がします。 ただし自然から無理やり用いるものなので手を加える必要があります。 木であれば生きているので反りや割れなど起こるし、 時が経つにつれ補修が必要にな

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ