建築基準法に思うこと

建築基準法に思うこと:アトリエ永日

建築基準法が制定されたのが1950年、戦後間もなく制定されたので今の生活とは少し違った思いの法になっていると感じます。(改訂も随時されてますし、文句を言うわけではないですよ 笑)

・居室の高さは平均で2.1m以上要する

・採光と換気の為の最低限の窓サイズが定められている

などプランを考える際にも考慮しなければいけない項目がいくつかあります。

理由は記載ないので分かりかねますが、おそらく健康や気分を害しない最低限の生活基準を設けたのかなーっと思います。

ですが果たして今の生活にも当てはまるのかというと一概には言えないと考えます。

僕は小さい頃、押入れや狭い空間に体を入れることが好きでした。なぜだか落ち着く感覚を得られたからで、今思うと自分のパーソナルスペースを確保して自分だけの世界を感じていたからなのかなーっと思います。

今でも設計をする中で心地よい空間を想像するとき、単純に天井が低く狭い空間を作ってしまうと法を破ることになってしまうので、法を守りつつ現代の豊かな生活が送れるような設計をしていきます。

例えば全体的な天井の高さを2.2mにしてくつろぐソファのところだけ天井を1.8mにし、平均天井高を2.1m確保するなど、法を遵守しつつ豊かに過ごせる空間つくりを心がけてます。

blog よく読まれている記事
2022.11.13

(岐阜県羽島市) 完成見学会のお知らせ

兼ねてより進めておりました岐阜県羽島市で建築中の木造2階建て住宅ですが、 この度お施主様のご厚意により完成見学会をさせて頂けることになりました。 見学を希望されます方は、 ・氏名 ・参加人数 ・電話番号 ・見学希望日時 をお伝えください。感染予防対策として予約制とさせて頂きますが、「期間中は都合が合わないが少しだけでも見学したい」などといったご希望にも添えることができる日も少しございますのでご連絡

2022.10.06

HAIR SALON 撮影

先日、以前設計させていただいた『HAIR SALON EMU』さんの撮影がありました。 完成してから少し時間が経ってからの撮影となりましたが、 設計当初の打ち合わせの思いがそのまま反映された環境が続いており、 とても感心しました。 撮影日は雲一つない晴天、庭の芝が生えるとても良い状況となり、 大須賀さん(カメラマン)の撮影のお邪魔になるとは思いつつ、カメラについて疑問に思うことなど聞いたり、雑談し

2022.04.12

羽島市の新築現場

先日、地縄張りを行いました。 地鎮祭も終え、いよいよ工事へと進んでまいります。 今まではPC上で設計を進めてきたものが、これから敷地に立ち上がってきます。 地縄を張った建物のアウトラインを見ると図面で見ていたよりも大きく感じました。 単純な四角形の家ではなく1階部分は『コの字』型の住宅なのでそう感じるのかもしれません。 施主が感じる建築中の『広い・狭い』といった感覚は、 その工程ごとに変わってきま

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ