建築基準法に思うこと

建築基準法に思うこと:アトリエ永日

建築基準法が制定されたのが1950年、戦後間もなく制定されたので今の生活とは少し違った思いの法になっていると感じます。(改訂も随時されてますし、文句を言うわけではないですよ 笑)

・居室の高さは平均で2.1m以上要する

・採光と換気の為の最低限の窓サイズが定められている

などプランを考える際にも考慮しなければいけない項目がいくつかあります。

理由は記載ないので分かりかねますが、おそらく健康や気分を害しない最低限の生活基準を設けたのかなーっと思います。

ですが果たして今の生活にも当てはまるのかというと一概には言えないと考えます。

僕は小さい頃、押入れや狭い空間に体を入れることが好きでした。なぜだか落ち着く感覚を得られたからで、今思うと自分のパーソナルスペースを確保して自分だけの世界を感じていたからなのかなーっと思います。

今でも設計をする中で心地よい空間を想像するとき、単純に天井が低く狭い空間を作ってしまうと法を破ることになってしまうので、法を守りつつ現代の豊かな生活が送れるような設計をしていきます。

例えば全体的な天井の高さを2.2mにしてくつろぐソファのところだけ天井を1.8mにし、平均天井高を2.1m確保するなど、法を遵守しつつ豊かに過ごせる空間つくりを心がけてます。

blog よく読まれている記事
2022.10.25

高山探訪

先日、高山市にて開かれている『CHAIRMAKER TAKAYAMA JAPAN 椅子展』を尋ねてきました。このイベントは家具作家さん達が自分で製作した椅子を披露している魅力的なイベントです。 僕が家のダイニングで使用している椅子を製作していただいた coya fine furniture の小柳さんも参加しており、椅子を見るだけでなくお話しすることも楽しみに向かいました。 作家さんの想いや思想が

2022.04.08

名古屋の改修住宅

名古屋の改修住宅の写真が上がってきました。 この現場ではお子様の4月初旬の幼稚園入園までに入居したいとの要望から急ピッチで進めてまいりました。 最近のコロナ禍による木材の高騰、照明や設備機器の納期が定まらないなどといった予測を立てることができない項目が沢山ありました。 その為、予定している工期に間に合わせることがギリギリとなり、完成後の写真撮影ができないかもとハラハラしましたが、何とか間に合い、唯

2022.10.22

現場写真

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ