上棟を迎えました(岐阜市の平屋)

2023.12.23現場
上棟を迎えました(岐阜市の平屋):アトリエ永日

先月、起工式を行った岐阜市の新築住宅では、今週頭に上棟を無事終えることができました。
雨男の施主様ですが、晴れ男を豪語する職人や僕の力もあり雨に降られずにとり行うことができました。

岐阜市の新築住宅上棟
隣の畑を介して建物を見たところ


この敷地は100坪の旗竿地(と言っても竿部分の間口は9mもある)で、旗の部分に34坪の平屋を計画した住宅です。
計画時にはいつも施主の想いをプランにしますが、施工する面からも考えて検討しています。LDKは28帖もあり、大工さんが作っていく過程で材料置いたり、加工したりと取り回しのしやすい広さになることも検討に入れてプランしました。



当日、午前中には柱、梁、母屋まで組み上がり、
午後からは垂木を並べ、屋根の雨仕舞をし、ブルーシートで外壁をぐるっと囲ったところで終了。



最近は2階建てが多かったので、2階部分が組まれてくると「おぉー建ち上がったー!」っという感じを施主と楽しんでいましたが、今現場は平屋でしかも高さを抑えた片流れ屋根なのでずっと代わり映えのない見た目。。
ですが、中に入ったときの広々とした感じや掃き出し窓が入る開口部からの景色も良く、平屋ならではの軽快さを感じることができました。
休憩時間に施主と中に入って「この空間はこうなって、、」と図面と照らし合わせながらざっくり確認。早速納戸の天井高さを変更。図面やパースだけではなかなかイメージできない施主さんはこの上棟時にたくさんお話をして空間と図面をつかんでもらっています。



今年も残すところあと1週間ですので、雨仕舞だけはしっかり押さえて、
年越しを迎えるよう段取りをしてもらっています。

blog よく読まれている記事
2023.03.03

素敵な夫婦に出会った話

僕の父は岐阜の山奥で生まれ育ちました。祖父母はすでに他界し、住んでいたおうちは空き家となっておりますが、畑や田の草刈りなど年に数回は訪れます。 訪ねるたびに幼少期に裏の山や山道、畑仕事など田舎的な記憶と現在の景色・風貌の変化の差に悲しく思うわけです。畑だった場所には太陽光パネルが敷き詰められ、無駄に整地された道路など、THE田舎の景色は少なくなってきています。 と、嘆くものの僕自身が何かできるわけ

2022.09.26

MR.BRAUN

建築の世界に入ってからというもの、良い意匠(デザイン)とはどのようなものなのか? 自分自身の考えは正しいのか?過信していないか?、、、 と、思考を止めることができません。 僕がデザインを意識し始めたのは、高校生の頃に見たTSUTAYAの試聴機でした。あれで聞いているのがかっこいいと思った学生も多いのではないでしょうか。 当時、音楽を聴くと言ったらCD・MDコンポでしたが、それが試聴機は壁付のもので

2023.06.06

大垣市の新築住宅

現在、見積調整中である大垣市の新築現場の解体が始まりました。市街化調整区域ということもあり建築許可が下りてからでないと解体工事が行えず、タイミングを見計らっておりました。 先週末から始まった解体工事は、順調に進んでいるようで建物の1/2が取り壊されたところまで来ていました。 ひととおり確認したかったことを済ませ、解体屋さんの重機捌きを眺めておりました。何事もその道のプロというものはすごいなと改めて

建築に関するご相談、講義依頼など
お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ