新築住宅を建てる際の補助金を得ようとすると、基本的にはZEH(ゼッチ)仕様にする必要があると感じてます。
仕様を満たせば、エコすまい支援事業では100万円の補助金を取得できるので、出来る限り満たすよう進めたいと思っております。
ですが、ZEHというと断熱・省エネにプラスして太陽光を載せる必要があります。
太陽光を載せて補助金100万円を取得してもマイナス分が大きいわけです。。。(もちろん家の仕様としては良くなります)予算に余裕がないクライアントの場合、太陽光を載せるにはハードルが高いわけで、、
そんな方たちのためになのか、対象要件を良く見ると唯一太陽光の条件がない「フラット35S(金利Aプラン)」であれば満たすことになる記載があります。
これは【断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅】という条件になります。耐震等級3や長期優良住宅でも満たすこができますが、構造計算費用など外部へ依頼する金額が出てきてしまうので、コストの面でいえば、断熱・省エネで通すのが良いと思います。
現在進めている2つの新築住宅は上記の仕様を満たすよう検討・計算をしています。
アトリエ永日では、空間の豊かさを求めてオリジナルで製作をする木製窓や、床・天井の高さを変えたりイレギュラーな要素がたくさんあります。(数値上不確かな要素があるということです)
施主とたくさん検討を重ねてきたプランですので、そのプランを崩さないまま仕様を満たす数値が出ればよいのですが、計算がバシっと決まるまでは気持ちが落ち着きません。
本日調べて分かったことだったのですが、基礎に関しての算出方法がしれっと昨年までとは違った方法になっていたので、すぐに審査機関に伺って確認をしてきました。
幸いにもといってはおかしいですが、現状では2邸とも満たした数値が出ましたので一安心しました。
断熱等性能等級5を満たすことは比較的満たしやすく感じてますが、一次エネルギー消費量等級6の方は設備の機器をしっかり選定しないと厳しいものとなってます。
補助金は関係なしに、今後こういった数値を満たさないとおうちを建てれなくなると思うと、ぞっとします。。
長く、健康的に過ごせるおうちにするための仕様を数値化していることなので受け入れれますが、もう少し空間の豊かさや意匠性や遊び心など取り入れやすいようにしてほしいものです。