昨年末よりお話を頂いていました大垣市での平屋の改修が本格的に始まります。
お施主さんは立地の良さと外観プロポーション(横長の平屋)がとてもお気に召し、購入するに至りました。
今回も購入前に一緒に見させていただきまして、できそうなこと、難しそうなこと、予算感についてなどあらゆることを想定したお話をさせて頂いたのですが、お施主さんはなんだか既に決めているような、、購入への熱が強かったように感じます。笑



何に魅力を感じるかは人それぞれ違います。予算があれば好きなように新築を建てれば良いですが、最近の物価高や今後どのように暮らしていくのか、今構えるおうちで終わるのか、次また違うことを考えているのか、、、と先を見据えなければ下手に動けません。
今回の計画ではそういった深いこともお話しいただきました。
そして先日、無事取得したとのことで本格的に現場調査をしてきました。
建築当初の図面は残っていないため、屋根裏や床下に身を入れて調べる。外観や内部の意匠から当たり前のように在来工法と思っていたのですが、実際は壁式(ツーバイ)で作られており驚愕。
予定していた改修プランが実現できるのかお施主さんとともに足元震えましたが、いくつか予定していたプランの中でも1番目指したいもので進めれそうで一安心。(大きく分けて3パターン用意していた)
平屋なので2階建てほど厳しくならないことがかなりの救いです。
見える範囲の確認では、構造の組み方で壁の撤去&新設するラインがあらかた問題なさそう。ですが、やはり解体しないと分からないのでまだ気は休まりませんが、どのようになってもプランが成立する検討はできている。思いもよらないことが出てくる可能性があるのが改修工事なので、瞬発的に解決できる術も持っていなければならない。設計者として試されることでもあります。
できることが限られるのでその中での最大値を選択していく。新築とはまた違った楽しさがあると感じています。


直ぐにでも解体に取り掛かり、構造を見たいですがまずは工事金額をFixせねば。。
お施主さんと打ち合わせを重ねながら実施図面をなるべく早く描きあげ、全体にかかる費用を算出。安心の上で工事に取り掛かりたい。
改修工事の場合は現場の状況で「もっと天井上げれる!」などその場で決まっていくことも多々あるのでお施主さんと一緒につくり上げていく感が強くなりそうで楽しみです!