HAIR SALON EMU

2022.10.22雑記
HAIR SALON EMU:アトリエ永日

先日撮影していただいた写真が上がってきました。

写真を確認するや否や、当日は絵に描いたような秋晴れで、きっと芝生や植栽の緑と空の青がきれいに写真にのるだろうなーっと思っていたのを思い出しました。

岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
                               中庭に面する木製引き戸を両脇に引いた

外壁はガルバリウム鋼鈑の竪ハゼ葺きとし、凹ませたヵ所に木製建具を設えました。

この木製建具は4枚で構成されており、両脇へ2枚づつ引き分けることができます。構造的にも必要な柱を引き分け戸の寸法に合わせて設計しているので閉じた際に、建具の框と位置が重なるようにしてます。

岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
                  直射日光が施術に影響しないよう セット面2つは窓面から離れている
岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
                             セット面の鏡越しに緑豊かな庭景色が望める

ヘアサロンの照明計画にはいつも悩まされます。

お客さんが自身を確認するときは顔色が良く見えるのが好ましいので、電球色とすることが多いのですが、施術する側としては白っぽい照明の方がカラーなど分かりやすいのです。なので、お客さんに対して前後で色見の違う照明を当てることになります。

照明を壁や天井に固定してしまうと高さや位置、向きを後から変更できない為、最終的な確認のタイミングまで不安な日々を過ごすこととなります(笑)

こういった悩みを解消する為にダクトレールを流してスポットライト付けとすることが安心策となります。

僕的にはこのレールを好んではいないのですが、流し方や位置などをしっかり検討して取り入れることにしています。

岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
                                  受付からカットスペースを眺める
岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
岐阜市の設計事務所アトリエ永日によるヘアサロン HAIR SALON EMU
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            受付&待合スペース 流しスペースは腰壁で仕切り、店内を一体の空間としている
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