
アトリエ永日の新事務所の上棟から、二週間ほどが経ちました。
上棟時は、屋根はルーフィングまで、あとは柱と間柱だけという状態でしたが、現場は着々と進んできています。
屋根はガルバリウム鋼板の立ハゼ葺き。外壁は、防火も兼ねた構造用面材を張り、その上に透湿防水シート。さらに横胴縁を通して木板張りとしていきます。









この新事務所は、普段の住宅に比べると規模が小さく、構成もシンプル。その分、大工さんの手がとても早く、気がつくと次の工程へと進んでいきます。それに合わせて、決めることもどんどんやってくる。
図面上ではある程度決めているものの、やはり現場で見ると「少し違うな」と感じることもあります。
おさまりだけでなく、仕上げの色味や質感まで想像し始めると、
「ん〜…どうしようか」と、立ち止まる瞬間も。この日も、
・玄関建具のおさまり
・フローリングに埋め込むランバー材でつくるコンセントボックスのサイズ
・断熱材をより効かせるための天井のおさまり
・サニタリースペースのタイルの割り付け
・壁のふかし量と、それに伴う敷居の幅
など、一日かけて打ち合わせをし、なんとか決め切りました。
本当は「一度持ち帰って考える」という選択肢もあるのですが、他の仕事とのバランスを考えると、なかなかその余裕もなく。でもきっと、時間があればあったで、余計に悩んでしまうのだろうなとも思います。その場で決めるというのは、少し勇気がいりますが、現場の空気を感じながら判断できるという意味では、とても大切な時間でもあります。
いつも依頼いただいているおうちの現場ではたくさん一緒に検討を重ねて決め切った図面をもとに進めているので、現場では建物をつくるというより一つひとつを整えていくような感覚に近いのかもしれません。
この新事務所の現場では、「とにかく新事務所の建築を進めねば!」の一心で、決め切らずにスタートしていることもあり、いつもの整えていく感覚がありません。「これでホントにいいのかな、、。」の連続であります。もっと気持ち強くもてるようになりたい。笑

