昨年末より進めておりました計画がまとまり、
いよいよ着工に向けての実施図面作成となりました。
現在進んでいる計画地は、市街化調整区域での新築や、電気の引き込みが少し困難な敷地など、
一つ癖のある敷地での建築がいくつか重なっております。
やはり岐阜のような田舎あるあるといいますか、
豊かな敷地ではあるもののたくさんの検討や申請が多くなることがありますね。
また空き家解体の補助金・こどもエコ住まい支援事業・フラット35などの補助金を、
積極的に取得するよう設計を検討しております。
建売住宅やハウスメーカーなどではある程度仕様やプランが決まっていたり、流れが毎度同じなのでこういった補助金を取得しやすい建物ではあります。
私たちのような個人設計事務所では仕様やプランがクライアントによって大きく異なっており、少し手間のかかるおうちとなることが多いようです。例えば、既成のアルミサッシは使用せず、製作でオリジナルの木製サッシを使用していたり、断熱材の入れ方を少し変えていたり、、ある程度実施図面を進めてみないと補助金を取得できる仕様なのか計算ができません。
ですので、計画時には可能な限り取得する旨はお伝えしておりますが、詳細計算しないと分からないことでもあります。
補助金を取得するために住宅の性能を一定以上にしなければいけないので、
使用する材料や性能など選定しつつ、それによって意匠性が損なわれないようにしなければいけないのです。その比重を総合的に検討して豊かなおうちを目指しております。
建築士に求められることがクライアントからも国の方針からも近年急激に増えているように思います。
大変なお仕事です、、。